■ MONOLOGUE2004 ■
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■2004/12/12(日)晴れのち曇り,瑞牆山へ行ってきました。
2004/12/11/15:00の天気図2004/12/11/15:00可視画像 このHPの掲示板に「まるじゅんさん」「さいとうさん」が書き込んでくれたみずがき山自然公園が気になっていましたが,ようやく昨日行くことができました。天気図では移動性高気圧がやってきて穏やかな星見日和を期待して行ったのですが去来する雲がおおく,湿度もたかく撮影はあきらめざるを得ませんでした。午後8時ごろ到着したときには先客がお二人いらして,ゆっくりお茶されていました。NIKONの双眼鏡で観望派とのこと。マックホルツ彗星を見させていただき,意外に明るく見えたのには驚きました。双眼鏡で位置を教えてもらうと肉眼でも確認できました。4等級にはなっているような気がします(予報光度5.3)。70mm×18でM42も見せてもらいましたが,なかなか見ごたえがありました。新月の土曜日にはほとんどここへ来ているという勝沼町の土屋さんと竜王の鈴木さんでした。
 その後,天気の回復を願って撮影準備をはじめましたが,準備完了してPCを立ち上げてからおトイレに行って戻ってきたらPCがシャットダウンしてしまって,何だ何だ!とパニックになってしまいました。調べてみるとPC用の電源コードが断線して撮像不可能になってしまっていました。瑞垣山主峰みずがき自然公園の全国植樹祭石碑
 やむを得ず,天気もイマイチなので観望に切り替えて久しぶりにじっくり目で星を楽しみました。本日の観望対象はM42(50×でトラペジウムがきれい),M41,M78,ふたご座の土星などを楽しみました。
 CCD撮像は出来ませんでしたが,NikonF&エクタクローム200で瑞牆山をバックに流し取りをしてみました。うまあく撮れてるかどうか??
右の写真は,2週間前に下見に行ったときの瑞牆山です。異形という感じがする山ですね。
■2004/11/7(日)曇り,マメが大変・・・,お姉ちゃん大激怒,奥方新潟へ
一昨日,急に大阪泉南地区へ出張になり,6日昼頃帰宅した。
 奥方が新潟へ行ってしまったのでマメの散歩のためにと思っていそいで帰ってきたんですが,お姉ちゃんが大激怒。マメが廊下に置いてあったおねえちゃんのカーラーやヘアドライヤのうえにウンコとオシッコをしてしまったらしい・・・・。このごろマメもお年のせいか,よくしくじるのです。帰ってくるのが一足遅かったようです。
 土曜日は,北日本方面は前線通過の影響がありそうでしたが天気はまずまずという感じでした。ただ,マメ騒動のあと,すこし疲れて眠ってしまい星見に出かけられませんでした。この頃やや怠け気味かな?
 奥方のほうは,今日の夜になって帰ってきました。余震が頻繁にあって怖いといっておりました。天皇皇后両陛下に目の前(ほんの1mほどの距離)でお会いしたそうで感激していた。田中真紀子と違って下心がないせいか?品があって,オーラが発しているようでまぶしかったとか。
■2004/10/30(土)雨,新潟中越地震から1週間
 ちょうど先週の今日,PCに向かってHPを更新中ゆっくりした揺れを10数秒感じた。このとき山梨では震度3,新潟中越地方では大地震が起こっていた。非常に長いゆれだった。10年前の阪神大震災のとき堺市にいたが,このときもはじめ微動が10秒くらい続きそのあと機関車のなかにいるような激しい揺れになり寝床にいたもので思わず布団を頭からかぶったものでした。このとき実家のある神戸市では震度6強,かろうじて両親は無事でしたが家は全壊でした。今回の地震もそれを思い起こさせるような初期微動でしたが震源は新潟県魚沼丘付近(日時10/23 17:56:00 北緯37.28 東経138.88 深度13.4 マグニチュード6.5)で起こっていました。阪神大震災当時私も実家と連絡が取れず,地震当日は車で神戸市内に入って両親を捜索しましたが見つからず,翌日は神戸に入る道路が封鎖され住之江あたりで車を乗り捨てて近くで中古自転車を買って自転車で神戸の実家まで食料と水を持って両親を探しに行った記憶があります。1月の寒い時期でした。
 このところ寒さが増し,雨に見舞われた現地の方々のつらい様子をひしひしと感じます。一昨日,家内から「山梨県薬剤師会にボランティア登録したので要請があったら新潟へ行くのでそのときは家の事は宜しく」と言われてしまいました。邪魔にならないよう頑張ってもらうしかないかなぁ・・・と思っています。
 私は,どうしましょうか??。阪神大震災のときは,自分の実家のこと以外には,会社から派遣されて水道復旧期に2週間ほど西宮地区の給水栓設置の手伝いをさせてもらったが,今回もそういう状況になるのかどうか・・。
 さて,今日は本HPのプラネタリウムに表示する彗星を入れ替えました。マックホルツ彗星C/2004 Q2とLinear彗星C/2003 K4が明け方の空に見えています。マックホルツ彗星はうさぎ座の南にあって一晩中みえています。
■2004/10/17(日)見逃し
 仕事で,土曜日午後疲れて帰宅。一面の曇り空に騙されて眠ってしまった。夜に入って快晴になったらしい,朝の快晴に悔いることひとしおである。
 長い間,工事中だった自作工房の「天文ガイド編マイコンGHS時計」「μ210ピント調節ダイアル」のページをUPしました。
■2004/10/8(土)台風22号接近
10月9日12時の天気図10月9日13時日本付近擬似可視画像 昨夜から台風22号接近に伴ってかなりの量の雨が降り続いている。東海から関東にかけて夕方上陸する可能性が高く,上陸すれば今年9個目の上陸台風となる。
 Yahooホームページの旧ジオシティが今回,このホームページのあるジオシティと統合される。昨年7月に旧ジオからスタートした「星のおじ様の部屋」も容量オーバーでこちらのジオプラスへ引っ越してきたが,容量不足気味なので旧ジオにプラネタリウムだけ残して,「今日の星空」はそちらへリンクして使用していた。今回統合に伴って10月末からジオプラスは300MBに容量アップされるそうである。それで思い切って「今日の星空」のページをこちらへ引っ越して旧ジオのページは終了することにした。
 それに伴って,ゲストブックアイコンの中に過去の掲示板へのリンクをとり,ゲストブックアイコンから新規記入と過去の掲示板へ行けるようにした。
 さて,年末から年始にかけて今年4個目となる肉眼彗星,マックホルツ彗星C/2004 Q2が訪れそうである。今日の星空のページにマックホルツ彗星が表示できるようにしたので,見られる方は軌道要素変更新モジュールアストロアーツのHPにアクセスして軌道要素データを更新しておいてほしい。今日現在明け方の南東の空に9等級で昇ってくる。
■2004/9/20(月)天気に見放された3連休
M27 接近画像 M57 接近画像 NGC7635シャボン玉星雲  久しぶりの3連休。追いついてない仕事があって気になりながら,お休みしました。天気にも見放されて星見に行けず,先週撮った惑星状星雲3個(M27,M57,NGC7635)の画像処理をしてUPしました。
 ミューロンレデューサの合成FL1950mmのクローズアップ画像ですがFが暗いので露出不足ぎみです。
■2004/9/12(日)!!大雲海!!
9月11日15時の天気図 9月11日15時日本列島中部の雲  今週末は,せっかくの闇夜なのに天気予報はどうもよくなかった。日曜午後から晴天になるような予報。通常の天気予報でいう「晴れ」は雲量2〜8をいうが,星見の場合ほとんど雲の無い状態(快晴で雲量1以下)が必要。今週もどうしようかなぁ,掲示板に「まるじゅん」さんが投稿してくれた「みずがき山自然公園」がすごくよさそうだけど例によって高知大の可視画像をみても甲府盆地は雲が切れてきたけど周辺の山は雲だらけでどうも準備する気力がわかない。
   ・・・・ん,むム?
 よく見ると甲府盆地の下に黒い点がくっきり見えているではないか!!ひょっとして?・・・。慎重に位置を確認するとその点は紛れも無く富士山!!。これは今夜は,関東地方に大雲海が張って,絶好の星見日和になるかも知れない!!
 時刻は4時。少し出遅れたけど急いで準備して5時出発。5合目には7時pmごろ到着した。はたして,いつもの大型車駐車場はドブソニアン軍団の先客が陣取っていて一杯で,立ち入り禁止のロープをはずしてヘッドライトをつけて進入するのは気がひけた。仕方なく上の乗用車駐車スペースへ陣取った。天文薄明が終わるころかろうじてセッティングを終え,見上げるとカシオペアから天頂を通って西に少し傾いたさそり座と南中直前のいて座の間めがけて暗黒星雲入り乱れた天の川銀河がくっきりと水平線まで続いているではないか。こんなにはっきりと我が銀河系の断面を見るのは久しぶりだ。はたして下界は雲海の中,特に関東平野は濃い雲の下になって東の空もよく見える。すばらしい光景,しばし生のフォトンを網膜に焼き付けよう!!
 それにしてもここは車の通行が多い。残念ながら広視界の写真にヘッドライトの光が入らなくするのは不可能みたい。
 今日は,Vixenのフリップミラー改造版の試運転。まずは,Vegaを視野にいれシンクロしたあとM57を導入,アングル側にプローゼル18mmを入れ,140倍で生の光を楽しんだあと直視側にセットしたミューロンレジューサを介して冷却CCDカメラからPCへ画像を取りこんだ。改造で完全に分解してしまったのでアングル側と直視側の光軸のズレが心配だったがピッタシ視界の中央が一致し安心した。冷却CCD撮像の大御所「岡野氏」の言うように「CCDで変換された画像だけでなく,観測者は生の光も見るべきだ」という意見に大いに賛同していても,ピント合わせが大変で現実はなかなか出来なかった。それをこのフリップミラーは簡単に手助けしてくれる。じつは,このフリップミラー,ミューロンレジューサ取り付けの改造以外に大改造をしてある。今日その試運転をしたが少々問題が発生。うまくいったらまたこのHPで公開したいと思っています。改造のため正確な構造図を実測で作ったのでこのHPに来ていただいた方に構造図を公開します。こちらをクリックしてください。(PDFファイルです)
 今日は,1950mmの長焦点でM57,M27,NGC7635を撮像。うまく撮れていたら順次UPする予定です。
■2004/8/22(日)M13,M16,M57をUP
040821-18:00天気図日本可視画像  今週末は,前線が太平洋岸上に停滞し,関東以西は曇り空。三つ峠のWebカメラを見ていても富士山は見えるがバックに天高く雲が張っていて星見に出掛ける気にはなれない。今回は8/13に撮ったM13M16M57を画像処理してUPしました。
ヘルクレス座球状星団 M13 散光星雲 M16 惑星状星雲(環状星雲)M57
 M16イーグル星雲は,星の誕生している現場として1995年ハッブルの衝撃的な解像度の写真とともに紹介された星雲ですが,CCDカメラでそのクローズアップをずっと狙ってきたところです。今回,残念ながらM13のガイドに手間取り十分な時間が取れずとりあえずノーガイド1分露出画像を納め雰囲気だけでもと撮像したものです。近々長焦点でUPを狙いたいと思っていますが,なにぶん夏の星雲なので天気と週末のチャンスが今年来るかどうか??
 実はその為に7月末にビクセンのフリップミラーを入手し,その面白さに感激しムラムラと自作癖が芽をふき,ずっとCCDカメラ用に改造を企てていたところです。お盆休みに設計を終えて,お盆休みと今週末でようやく完成したところですが実写してから詳細はまた紹介したいと思っています。
  ■2004/8/16(月)甘利山にて
4月9日快晴の冨士周辺8月13日の雲の様子  久しぶりに,盆休みの初日8月13日に甘利山へ行ってきました。
 梅雨明け以降,台風一過のときを除いて猛暑とスッキリしないどんよりした空が続いていました。13日は久々に朝からいい天気で,新月直前でもあり絶好の星見日和?どこへ行こうかWEBカメラや,気象衛星画像で雲の動きを確認をして出かけることにしました。右の右側の画像は今年4月9日の快晴の冨士周辺です。+記号の真ん中に雪を頂く富士山が白く見えています。右の左側の画像は8月13日15時の同じ場所の画像です。東北地方南部以西は晴天ですが,矢印で示した先の甲府盆地を囲むように盆地の周囲の山に雲がかかっているのがわかります。これでいくと富士見高原か原村あたりが雲がなく快晴のようです。西空のLINEAR彗星を狙いたいのもあり,富士見高原へ行くつもりで出かけました。しかし出発が遅れ,途中ガソリンを入れ終わって鳳凰三山のほうを見ると甘利山上空が急に晴れてきているのがわかり,方針変更し,久々に甘利山に向かうことにしました。
 予想通り甘利山駐車場は快晴です。西の木が気になりましたが準備をはじめ,薄明が終わる頃にはセッティングが終わり,さっそくLINEARの位置を確かめ,導入しました。すると望遠鏡の先にはさっきから気になっていた木がドッカと居座り彗星はその陰になっていまっていました。
 気を取り直して次の予定のM13を導入。まず80倍で眼視確認。う〜む,見事!。さすが最大級の球状星団,21cmミューロンの威力もあり,星々が分解してすばらしい眺めです。見入っているとなにやらざわざわとグリーンロッジの方から子供たち大勢が懐中電灯をつけてやってきました。引率の先生が私に気づくと子供たちに明かりを消すよう指導し,しばらく星座の勉強をしてまたロッジのほうへ帰っていきました。しばらくして今度はこちらの小屋の管理人さんが何か見えますか?とやってきた。昨日はペルセ群の流星を撮っている人が来てましたよ・・とのこと。そういえば12日は予報ではそのピークだ。今日はまだ流れるかなぁとおじさんと話していると,スゥーとさそり座方面をペルセウス座群と思しき明るい流れ星が流れていきました。それからも一晩中結構明るい流れ星がよく見えました。流れ星の撮影準備をしてなかったのでかえって落ち着いてゆっくり見ることが出来よかった。管理人さんは10年ほど南御室山小屋にいたとのこと,ひとしきり山の話など聞かせてもらいました。
 なにか,今日はあせることもなくゆっくりした気持ちで撮影に入れました。まずM13。適当な明るさのガイド星が見つからずオートガイダーの露出時間を5秒にしたら,まったく追尾がうまくいかず,1分露出画像のみ数枚撮像しました。次にM16。これは,ハッブルテレスコープの衝撃的な解像度の写真を見て以前からあこがれていた対象ですが南中を過ぎ,また木の陰に隠れそうになったのでいろいろオートガイダーを調節している時間がなくこれも1分露出数枚を撮影することしか出来ませんでした。感度がいるので2ビニングモードBW数枚とカラー1枚を撮影しました。次に狙ったのはM57。これは明るいガイド星が見つかりPictorは1秒露出でうまく作動し,こんどはオートガイドがうまくいきました。
 今日の収穫は,オートガイドの可否にPictorの露出時間が大いに関係していることがわかったことです。1秒くらいで できれば非常にうまくいく。5秒もかかるとうまくいかない。赤道儀の精度がおおいに関係していそう。
 その他の撮影画像は,夜露とCCDの結露に悩まされ続け,M27,まゆ星雲など撮影したものの失敗作に終わってしまいました。露よけのヒーターの必要性を痛感しました。今回,M13,M16,M57を順次UPしてゆきたい。
■2004/8/6(金)別室のプラネタリウムの彗星表示を更新
 年初めに大騒ぎしていた2大彗星は,明るくはなったけど予想に反して大彗星にはならず遠ざかりつつあります。まだC/2001 Q4 Neat彗星は7等台の明るさです。C/2001 T7 LINEAR彗星は日本からは見えなくなりましたが,代わりにC/2003 K4 LINEAR彗星が6等級まで明るくなって夕方の西空に見えています。
   別室のプラネタリウムを久々に更新し,今見えている彗星C/2001 Q4とC/2003 K4を表示するようにしました。
■2004/7/30(金)HP開設1周年!!
 きょう,このHPを正式に公開してから1周年になります。ふらっと立ち寄ってくれた方が安らぎをおぼえ,また天文趣味の人が何かの情報を得られる・・そんなサイトを目指していますのでこれからもよろしく。
■2004/07/28(水)Yahoo!ジオシティーズオフィシャルボランティアクルー
ボランティアクルーバッチ Yahoo!ジオシティーズオフィシャルボランティアクルーに選ばれました。このHPが評価されたということで大変うれしいです。TOPページに認定の緑のバッチをもらって貼り付けてありますが,“http://geocities.yahoo.co.jp/v/geocrew/”にリンクしているので是非見てください。
■2004/7/26(月)櫛形山に観測スポットを探しに行ってきました。
田中澄江の碑 昨日,今日は工場の夏の電力調整で振り替え休日ですが,あいにくの雨模様です。このところ日本海側は新潟,福井と豪雨水害被害に見舞われ,今日また富山地方も床上浸水とか・・・。お見舞い申し上げます。
 田中澄江さんの花の百名山という有名な著書がありますが,最近朝日新聞社からビジュアルシリーズで週間で再版されていて気に入って眺めています。その中に櫛形山を紹介しているところがあって,地図を見ているとひょっとして星見できそうな駐車場が書いてあったので下見にいってきました。
 一箇所は,伊奈が湖の上,標高1350m付近の「見晴台」という登山の起点。写真のような田中澄江さんの碑が立っていて,東方は抜群の視界。ただし甲府盆地の光が邪魔そうです。トイレもありよさそうですが,熊が出るそうで少しおっかないです。行く機会があったら改めて紹介したいと思います。櫛形山丸山林道脇の真夏の額アジサイ
 もう一箇所は,奈良田へ抜ける丸山林道から櫛形山頂方面へ分岐した池の茶屋林道(舗装無し)の最終地点,標高1850mにある駐車場。こちらは残念ながら樹林の中で星見には無理でした。でもここから櫛形山頂は標高差で200m,有名なあやめのお花畑のある裸山まで2時間あまりの距離にあり行ってみたいところでした。
 きょうは,あいにくの雨でしたが途中,きれいな花が結構咲いていて楽しませてくれました。驚いたのは標高1500m付近で額アジサイが満開だったこと。下界ではとっくに終わった花がここではようやく季節を迎えているんですねぇ。
■2004/7/18(日)曇り
M51ノイズ除去画像処理 先日の新潟県の大雨大洪水に続いて,今日は福井で大洪水。山梨はイマイチはっきりしない天候で,山には雲がかかっていたので出かけそびれてしまった。三つ峠の富士山画像を見ても雲が高くかかっており星見できそうに無い。
 拡張版ジオシティのゲストブックが500文字に増えていたので掲示板をこちらに変更した。今までの掲示板は,従来のジオシティのほう(星のおじ様の部屋の別室)でそのまま使えるようにしておいた。
 そんなこんなでマメちゃんの散歩以外,一日家にいることになってしまった。きょうは, M51の画像を再処理してみた。NeatImageでノイズ除去(モードは,Filter&Sharpen Strongly out of Focus Image)後PhotoShopでカラーバランス調整(シャドー部をRGB輝度0,ハイライト部RGB各輝度255)した。

■2004/7/10(土)雨
M82ノイズ除去比較画像NGC891ノイズ除去比較画像  朝,マメの散歩にお付き合い。8時ごろでもうだるような暑さでマメもハァハァいいながらお疲れの様子。家に帰ると一目散にリビングの冷たい床に体を貼り付けていた。
 3日間出張だったので,会社の机の上が気になって出社してきた。甲府盆地と違いさすがに標高740mともなると涼しい。午後になってから雨が降りだした。
 今日は,M82NGC891の再画像処理をした。例によってステライメージでコンポジットしてあるFITS画像にNeatImageでノイズ除去を施し,Photoshopで背景のダーク部のRGB各色のレベルを輝度”0”に近づける処理を施した。その効果は,抜群で,右上に示すように滑らかでメリハリの効いた画像に生まれ変わる。
■2004/7/4(日)昼前から晴れてきました。
 朝鮮半島方面へ移動した台風7号の北上に伴って山梨上空の雲が台風に引き込まれるように移動して,昼前頃からさわやかな晴れ空になって来ました。(でも,今夜は満月なんですねぇ)
 今日はNGC1977の露出不足のCCD画像を再度画像処理しなおしてみました。Neat Imageでノイズ除去処理して仕上げましたが画像処理でかなり仕上がりが変るものですねぇ。
 その他M1M20なども再処理し,UPしました。
■2004/7/1(木)Neat Imageノイズ除去ソフトがお気に入りです!
 一昨年撮像のIC434をルーシー・リチャードソン法で画像処理しなおして,Neat Imageノイズ除去ソフトで処理した画像をUPしました。ノイズが目立たなくなり滑らかなので少し大きめの800×600でUPしました。
 露出不足で画像が荒れ気味だった黒眼銀河M64コーン星雲NGC2264をNeatImageで処理しなおして画像を入れ替えました。
■2004/6/27(日)曇り,ノイズ除去ソフトの威力
 今日は,赤道儀のピリオディックモーションとPictor201XTの不調対策,ノイズ除去画像処理,望遠鏡の掘り出し物などいろんな情報をNETでだらだら調べていた。
NeatImageのLogo  そしたら「Neat Image」という強力なノイズ除去ソフトを発見した。いつも露出不足の淡い画像に強調処理をかけすぎてノイズが一杯のった画像にどうも不満だった。このソフトで処置するとご覧のとおりで,実に滑らかに仕上がる(左が処理前,右が処理後)。ノイズが除去されて微光星がはっきり見えるようになっている。これだと印刷しても見れるものになりそう。

IC434ノイズ除去前の画像 IC434左の画像からNeatImageでノイズ除去
 プログラムは,基本的な機能の部分はFreeWareで http://www.neatimage.com/download.htmlからダウンロードできます。このプログラムの日本語の解説もhttp://members.shaw.ca/ansel/Gekkan/Neat/Neat.htmにあります。実に滑らかですばらしい!!
 Gallery4のIC434馬頭星雲M45プレアデス星団メローペ・アルキオーネ周辺,Gyallery5のM31アンドロメダ星雲の4つの画像をノイズ除去処理してみた。
■2004/6/20(日)曇り,台風6号接近中
6月20日台風6号天気図日本付近衛星可視画像 大型の台風6号接近中。また週末になって天気が崩れた。
 C/2001Q4NEAT彗星のモザイク画像のサイズが大きかったので横800ピクセルとし画像処理をやり直してUPしました。
 6/5の八ヶ岳自然文化園で撤収直前に,薄雲と月明かりの中撮像したM64 ,M 3,M53の画像をUPしました。これらはオートガイドなしで1分露出11枚から流れていないものを選んでコンポジット処理したものです。
黒眼銀河M64 球状星団 M3 球状星団 M53






■2004/6/12(土)雨のち曇り・・・6/5の撮像データ整理
 先週の撮像データを整理し,UPしました。
 観測サイトマップに八ヶ岳自然文化園駐車場を追加しました。
■2004/6/8(火)金星の日面経過!・・・敗退。
04年6月8日15時の天気図日本上空衛星可視画像  130年ぶりの現象ということで10時に長坂出発,晴れていそうなところを探す。
 日曜に梅雨入りし,今日は全国的に雨か曇り。午後の予報では関東平野が降水確率30%,北海道で晴れマーク,その他は60から90%。高知大の衛星画像をみても日本列島はすっぽり梅雨前線の雲の中にあってどこもだめ。悩んだ挙句,富士山5合目の雲海上を期待してそちらへ車を走らせた。5合目には何チームか同類が待機していましたが結局雲の中から出ること無く残念ながら太陽を見ることは出来ませんでした。
 6/5撮像のNEATとLINEARのダイジェスト版をアストロアーツに投稿しました。

■2004/6/5(土)久しぶりに晴れの土曜です。八ヶ岳自然文化園で2彗星を捕らえました。
 連休以後お天気と休日のめぐり合わせが悪く,なかなか星見にいけませんでした。梅雨入り直前の今日,ようやく晴れました。午前中,会社周辺の清掃キャンペーンに参加して,午後そのまま残務を処理してから星見に出かけました。
 今日こそNEATを見たい!!という思いで,出来るだけ西が開けたところを車で探しまわりました。富士見高原か原村がいいかな?と思い探してみました。富士見高原も広い駐車場があってなかなかいい感じですが,今回は西に山などの障害物がまったく無い原村の八ヶ岳自然文化園の駐車場に陣を張ることにしました。日本列島の南北には雲があってちょうど本州だけが晴れているようです。八ヶ岳自然文化園6月5日16時の日本上空の雲
 ここへは以前星祭りのときに来たことがあり,別荘地の中にあるので夜間の照明等が無いか心配でしたが,結果的には駐車場内の街灯も点灯することなく大丈夫でした。到着して暗くなるまでの間コーヒーを沸かして一服。暮れゆく風景をしばし楽しみ,望遠鏡を出してセッティングをはじめました。北アルプスに雲がかかってきていやな予感がします。ちょうどこの時刻の気象衛星画像を見ると,八ヶ岳はくっきり晴れているが北アルプスに雲が発生しているのがわかります(右の画像)。
 ここの駐車場は広くてなかなかいい感じです。難点として,暗くなってから判ったのですが,西は開けているかわりに茅野と諏訪の光害が結構きついです。
 望遠鏡をセットしてまずLINEARを視野に導入してみました。彗星の尾がはっきりしない。薄雲と低空のせいもあって5cmのファインダーでは本体が確認できなかった。NEATも肉眼だけではどこにあるのか見つけられない。世紀の2大彗星という事前の予想は残念ながらはずれてしまったようです。
C/2002T7 LINEAR 20040605-2027 C2001Q4 NEAT-20040605-2113n5-2122n5  今日のところは,LINEAR2枚,NEAT4枚を撮影したところで月明かりがひどくなってきたので終了準備に入りました。あすから梅雨に入るとの予報でしたので,月明かりのもと,M64,M3,M53をオートガイドなしで撮像して撤収しました。

 LINEAR撮像中,ここをベースに活動されているという茅野の方が話しかけてくれました。ペンタックス100F4とSFinePixS2ProでNEATとLINEARを狙ってました。原村星まつりの主催側の方らしいです。一晩中撮るのではなく結構頻繁に来て夜半には撤収するような感じで続けているとのこと,体力や仕事を考えるといいスタイルかもしれない。
■2004/05/09(日)雨
 朝から,雨。来週も週末は天気が良くない予報。NEATはかなり夕空で高度を上げているのになかなかめぐり合えない。きょうは,ギャラリーのTOPページを軽くするため目次だけに構成しなおした。
■2004/05/05(水)皆既月食
 関西方面の方,皆既月食の観察は成功したでしょうか?こちら関東方面は雨で残念ながら休憩です。
 昨日,詳しいミニプラネタリウムにメシエ天体の画像が出るように改造したと独り言を言いましたが,表示時間を調べると32Kの電話回線では10分以上かかることがわかり,申し訳なく思っています。従来のものに戻し,ADSL回線の方のみメシエ天体表示版を選択してもらうように変更しました。
 ちなみに,このmonologueページやGyallaryトップページも電話回線では1分以上かかるデータ量になってきているようで,表示時間を早めるためにページ構成を改良する必要が出てきたようです。とりあえずmonologueのページは,去年の分はmonologue2003に移し,今年の分だけにして軽くしました。
 Gallaryのページもダイエットしないといけないのですが結構リンクが複雑なのでまたこんどにします。
 そろそろNEAT彗星が夕方の南西の空に姿をあらわしてきました。これからどんどん観測条件が良くなってきます。
■2004/05/03(月)先日,ミニプラネタリウムを別室に移動しました。
 ミニプラネタリウムを以前の星のおじ様の部屋のGeocities/2374に移動しました。こちらをおじ様の部屋の別室と呼ぶことにします。ステラプレイヤーを使ったシミュレーションの部屋にしようと考えています。こことは相互にリンクしていますので1つのHPのように行き来できます。両方合わせて37MBの容量が出来るので当分メモリ不足は考えなくてもいいかと思います。
 今度の,詳しいプラネタリウムには,メシエ天体の形を知りたいとき,下段のボタンのところへマウスを重ねると,その画像が見れるように改造しました。でもその影響で起動時2000年1月1日の空が立ち上がってしまい,いつもリセットのボタンを押さないと初期画面にならなくなってしまいました。今後の改善事項です。
■2004/05/01(土)再び八千穂高原へ
040502赤外線画像040502午前3時の天気図 この連休は,天気がいいのは前半だけらしい。今日がリミットでしかも北陸方面から北海道にかけてだけがいいらしい。八千穂あたりではだめかもしれないがとりあえずBladfieldとの出会いを求めて夜に入ってから出発した。日本海まで行かないとだめかもしれないと思いつつ10時ごろ到着。雲が多い。先客がいて天気の回復を待っている様子。
 ところが11時ごろにはすっかりガスに包まれ10m先も見えないような状況になってきた。完全に雲の中に入ってしまった感じだ。141号線あたりまで高度を下げてみたが,やはり曇りで空は見えない。この時刻になって北陸方面まではいけないので八千穂高原に戻って回復を待ったが,結局朝まで雲の中から開放されることは無かった。
八千穂高原新ポイント このときの天気図と赤外線気象画像を上に示す。天気図だけだと絶好の快晴に見えるのに・・・。
 地上の仕事も抱えており,いやなゴールデンウィークになりそう。
 今回,新しいポイントを見つけた。いつものレストハウスではなく,稲子の湯方面への分岐点にある標高1584mの造成地で,東方面の開放が抜群のスポット。舗装がないので少々つらいが東の彗星狙いにはぴったり。
 ポイントから東方面をカシバードでシミュレートしてみた。秩父の山々が高度2度以下である。









■2004/04/29(木)25日の夜明け空のLINEAR彗星を八千穂高原で
 HP移設後はじめての画像UPです。地上のお仕事に追いまくられて苦しんでいました。
 24日も出張の残務整理で土曜日の休日出勤となりましたが,そのまま東の空の開けた場所を求めて八千穂高原まで走りました。八ヶ岳に沈む金星,火星,三日月,土星
 途中,野辺山から八ヶ岳に沈む三日月と金星,火星,土星が並んでとてもきれかったのでE950を取り出し,撮影しました。
 そんなこんなで八千穂高原に到着したときは,10:30pm。4月の終わりというのに冬型の天候で気温-5℃,強風吹き荒れる状態でした。例によって疲れて仮眠をとりセッティングを始めたときは朝の2時半になっていました。時おり突風が吹く中セッティングを終え,LE30mmアイピース(80×)をセットしてデネブにシンクロしたときは薄明が始まる直前になっていました。そのままM57を導入し自動導入が正確に作動していることを確認し,暫しその美しさに見とれていました・・・・。でも時間がない。αAndを導入して再度シンクロし,ステラナビゲータでLINEARの座標を読み,PyxisにインプットしてGoTo。ぼんやりした核を視界に正確に捉えました。いそいでアイピースを0.33レデューサとCCDカメラに付け替え,PC上でピント合わせに入ったころは,もう薄明がはじまってあたりは薄ぼんやりとしてきていました。ピント合わせもそこそこに1分露出の4枚画像を3ショット撮影したところで明るくなり,打ち止めとなってしまいました。
 今回は薄明を利用してそのまま乳白色アクリル板を望遠鏡にかぶせホワイトフレームを数ショット撮像しました。その間も強風吹き荒れアクリル板が飛んでいく始末でした。
 Bladfield彗星は予報ではLINEARの左方向に見えているはずでしたが,残念ながら薄明中で目視確認できませんでしたし,とても撮影する余裕は無かったです。LINEARも目視では確認できず,思ったほど尾が成長していないので少々がっかりしました。
■2004/04/04(日)雨空の上でスバルにすり寄る女神
 昨日からあいにくの雨。天空では金星(ビーナス:女神)がスバルに大接近の天文ショーが繰り広げられた。もっとも金星が明るすぎて(−4等級)スバルを取り巻く淡い星雲はかき消されていると思うが・・・。たぶん写真では光度差がありすぎて非常に難しい対象と思うが肉眼では結構楽しめそうな気がしていた。日本のどこかで撮影に成功した人がいるのかなぁ。
■2004/04/03(土)ホームページ移転準備開始
 本日,本格的にホームページの移設を開始。先週,新しいURLを取得して引越しの準備を進めてきた。第1候補に拡張ジオシティに開設したが,なかなかうまく行かない。昨日移転完了と思って運用してみたが,ミニプラネタリウムの基本プログラム「ステラプレイヤー」がまったく動かない。2000年1月1日で起動してしまい円形にもならず,コマンドのサブルーチンも反応しない。いろいろ調べたがどうも広告表示のJavaスクリプトの設定がステラプレイヤーのVBスクリプトを邪魔しているらしく,拡張ジオシティーの中では運用できないことがわかってきた。またギャラリーの表示でもHTMLに記述した言葉を最後に表示する位置より上しか表示しないなどの不都合もあり,拡張ジオシティーの広告表示はかなり問題が多いことがわかってきた。
 やむを得ずInfoseekにも無料HPがある(こちらはなんと50MB)のでこちらに開設を申し込んだ。こちらの広告バナーは今のジオシティーと同じ形式だが,ページトップとページエンドの両方に出る。さらに各ページの広告バナーの調節が出来ないため全ページに広告が出てしまいうっとうしい。現状,ジオシティーのこのHPはTOPページ以外は広告バナーが出ないように調節しているので各ページ表示エリアも広く取れて気持ちがいい。Infoseekに申し込んでは見たものの,広告バナーはやっぱりうっとうしい。それといまYahooの検索ページに載っているが,どうもいろいろ聞いているとなかなか採用されないらしいということがわかってきた。いまYahooに採用されているのはE-Listに選ばれたお陰かなあと思うと,ひょっとして移転して登録内容変更がうまくいかなかったらまずいなぁ・・・などと考えこんでしまった。
 で,清水の舞台から飛び降りる決心で,ジオプラスに登録をしてしまった。ところがこんどは掲示板のようなオプションが無い。やむを得ずTeacupの無料掲示板を使うことにしたが今までの掲示板Logをどう表示するか考えないといけない。
 しばらく苦闘しそうである・・・・。
■2003/04/01(木)我が家の出来事
 今日から,上のお姉ちゃんが就職浪人1年を経験して,社会人1年生として初出勤。いろんな経験をするでしょうが皆に好かれて,頑張ってほしいと思う。
 下の子が高校卒業。1年後の大学入試めざして東京で浪人生活へ。受かった大学もあるのにもったいないなぁ・・とも思うけど,本人は納得いかないのでしょう,来年目指してがんばるらしい。
■2004/03/27(土)夕空に5大惑星集結,月も参加。
 ここしばらくは,夕空がにぎやかだ。5大惑星が夕空に終結し,今日は月齢6の月まで参加している。この様子はミニ・プラネタリウムで確認できる。残念ながら水星は天文薄明が始まるころでも地平高度7度前後と高度が低く,春霞が多いこの時期,見るのは非常に困難。
■2004/03/23(火)春の大雪
3月22日16時可視画像3月22日18時の天気図  昨日(22日)は天気予報どおり午前10時ごろから工場のある長坂では春の大雪。先おととしだったか,神戸から両親が来た日も春分の日で台湾坊主が通過して春の大雪になったことがあった。それ以来,3月中はスタッドレスを履き替えないことにしている。今年は暖冬でスタッドレスタイヤのお世話になることがほとんど無くタイヤをすり減らしただけだったが,最後に役に立った。急遽出張のため,夕方高速道路に乗ろうとしたらチェーン規制がかかっていたが冬タイヤを履いていたおかげですんなり通過できた。
 小淵沢ー伊北間で雪による事故が多発したようで,大阪に車で行っている奥方と子供たちが無事帰ってこれるか心配だったが夜には事故も解消し除雪も進んで大きな支障なく帰ってきたようすであった。
■2004/03/21(日)曇り
04/01/11土星ー40枚最大エントロピー法 せっかくの新月の休日でしたが土曜日はあいにくの雨,夜になっても曇ったままで,今日は以前撮像した土星の画像処理を最大エントロピー法でやってみました。残念ながらそれほどくっきりとした画像にはなりませんでした。(以前のウィナーフィルター処理は右画像をクリック)
 嶽さんからプラネタリウムの彗星TRACK後の方向移動についてのアドバイスがあって一日プラネタリウムのプログラムをいじってました。イマイチ思い通りにならない。一日いじっていたおかげでスクリプト言語のコマンドやパラメータがステラナビゲータの中のHELPに入っているのを発見した。いままでややでたらめ気味にTry&Errorでやっていたのが少し楽になりそう。
 さて今日は,全天プラネタリウムに赤道座標と赤い赤道と黄色の黄道を表示した。惑星が黄道上にあるのがよくわかる。またこれで3月21日の太陽の位置を見るとちょうど黄道と赤道の交点にいた。(当たりまえか?)春分点を理解するのになかなか教育的教材かな?と思う。
■2004/03/14(日)黄砂の季節と地球温暖化
04/03/13/18:00天気図  昨日は,やり残した仕事の片付けのため午後出社。5時半pmごろ終わってそのまま久しぶりに川上村へ直行した。途中コンビニで食料を仕入れて7時ごろに到着,完全に雪が無く,いい調子かなと期待が膨らむ。
 今日は月齢22,深夜までは月明かりも無く天気もよく久しぶりの撮影日和かなと期待していた。ところがものすごい風で,土ぼこりまで舞っている始末。強風下での撮影は,オートガイドが無理,おまけに土ぼこりでは光学系にも良くない。それに空のほうは思ったほど微光星が見えず,なんとなくどんよりしているのでしばらく待機することにした。天気図上では西から移動性高気圧が張り出してきて一時的に弱い冬型の気圧配置になり季節風が強まっている様子。風が回復するのは夜半になりそうだった。せめて透明度がよければ・・・と思ったが,透明度の回復は短時間では不可能なので撮影をあきらめしばらく星をながめて撤収することにした。
 帰路,眠くなって野辺山付近で仮眠していたら夜中の2時ごろパトロール中のおまわりさんに起こされた。「何をしているんですか?スゴい望遠鏡ですね!これだと良く見えますか?」等々職務質問を受けたあと,車上狙いが多いから気をつけるよう注意され,去っていった。夜中までご苦労様です。

衛星画像可視光衛星画像SPRIT   この日の午後2時の日本上空の衛星画像を調べてみると左のようになっている。左の画像は可視光線画像,右の画像は気象衛星GOES-9の 赤外 チャンネル1 (11μm)と チャンネル2 (12μm) の差を取った、 「スプリット画像」で黄砂や火山灰,海上の霧を見分けるのに使う。(高知大学気象情報ページより)
 可視光線画像では日本の関東以西は,雲もなく絶好の観測日和に見える。ところが右のスプリット画像を見ると,ゴビ砂漠のあたりで黄砂が巻き上げられ,上空の気流に乗って日本付近へ飛来している様子がわかる。スプリット画像を見ているとほとんど全面に黄砂がかぶっており,海上,地表がくっきりと見えている地域がほとんど見当たらない。これでは星は良く見えないはずだ。もっと濃い黄砂が日本に飛来すると新聞紙上を賑わすニュースになる。
 ところで,この黄砂,春になるといつも悩まされるが今年は一段と時期が早いような気がする。東大気候システム研究センターの中島映至教授らの研究チームの報告によると,最近増えている早春の黄砂について、地球温暖化によって、日本に近いモンゴル・ゴビ砂漠付近からの飛来量が増加したためらしい。シミュレーションの結果は,各地での観測結果とも一致し、「このまま温暖化が進めば、将来も日本に飛来する黄砂の量は増え続けるだろう」と分析している。
 黄砂は、ゴビ砂漠や中国西部のタクラマカン砂漠の砂が風で巻き上げられ、偏西風に乗って飛来する現象だ。研究グループによると、温暖化でゴビ砂漠の積雪量が減って雪解けが早まり、春先の風で巻き上げられる砂の量が増えたためという。風が強い状態も続いている。一方、中国西部のタクラマカン砂漠付近では風が弱まり、巻き上げられる砂が減っている。中国内陸部における黄砂の観測量は減少しているらしい。
 日本は,まったくサラリーマンの星好きにはきびしい国だ。あふれる光害,偏西風で揺れる大気,黄砂,季節の変わり目の梅雨,台風等々。これらをかいくぐって晴れた夜がウィークエンドに当たる確立はほんとにまれである。その日のために体力と気力を充実させ機器の調整を怠り無く整えておく必要がある。むむ・・・・。
■2004/03/07(日)全天型ミニプラネタリウムにも彗星表示
 全天型ミニプラネタリウムにも5月に接近するLINEAR彗星(C/2002 T7)とNEAT彗星(C/2001 Q4)を表示するようにしました。現時点で立ち上げるとLINEARだけが日没1時間後に西の低空に約6等で見えています(肉眼ではまだ見えません)。この時期,西から順に金星,火星,土星と続き東天の木星,満月につながってとてもにぎやかですね。明るい惑星が夕空に勢ぞろいといった感じです。
 このあとLINEAR(C/2002 T7)は夜明け前の低空に移動しますが,南半球で5月に最接近を迎えます(このときは0等級になるか??)。次に見やすくなるのは再接近をすぎて5月20日以降になります。
 NEAT(C/2001 Q4)は,4月末から1等級で日の入り後の西空に姿をあらわします。楽しみです。
 このあたりの様子は,どちらのミニプラネタリウムでも良くわかりますので,日を早送りしてよく見える日を探してみてください。彗星には名前と等級を表示しますので観測の条件のいい日を狙ってぜひ撮影に行きたいものです。
■2004/03/06(土)詳しいミニプラネタリウムの機能改良
 詳しいミニプラネタリウムの機能を改良しました。主な変更点は下記のとおりです。
@ズームアップ,ズームダウン機能を改良。視野の中心に対してズームアップ,ズームダウンするようにした。
A日本地図の中の方位(N,E,S,W)にマウスカーソルを持っていくと北,東,南,西などマウスカーソルの横に表示するようにした。(クリッカブルマップ日本地図の方位表示をクリックすると画面の東西南北が切り替わることを表現するため)
B視野画面の上下左右への移動が出来るようにした。画面右の↓→↑←をクリックすることで視野を移動する。
C表示時刻を月,日,時間単位で増減できるようにした。
DLINEAR彗星C/2002T7とNEAT彗星C/2001Q4を表示してトラックできるようにした。
結構プログラムが大変でした。嶽さんのHPで勉強させてもらって,大いに参考にさせてもらいました。
Eメシエ表示のクリックで星雲の輪郭も表示するようにした。
F最微光星,満月の日没1時間後でも5等級が見えるようにした。(4.3等級から)
これによって,闇夜はちょっと星が多すぎるかもしれない。
 少しずつ暖かくなってきたと思ったら,3月に入ってまた寒い日が戻ってきた。長嶋茂雄さんが脳梗塞で入院したとか,無事に退院できるよう祈りたい。今朝,起きると久しぶりに雪が積もっていた。ほんの数センチではあるが白くてきれい。朝食後,マメと散歩に出て帰ってくる頃にはほとんど解けてしまった。今年最後の雪になるのでしょうか?
 密かに構想している10cm短焦点写真鏡の構想が固まってきた。
■2004/02/23(日)観測地マップ変更
 昨日は,月齢1で撮影に出かける予定でしたが,あいにくの曇り空で出かけそびれてしまいました。
 以前から,観測スポットのインデックスに使っている地図がなんとなく気に入らなかったので,出来ればリアルな地図にしたいなと思っていました。山岳展望地図ソフトの‘カシミール’というのをご存知の方も多いと思いますが,今回インデックス用の地図をカシミールで表示した1/80万の地形図に変更しました。地図は今まで同様クリッカブルマップにしてありますので,地図上のマークをクリックすると,案内のページを開きます。
 ところで,この新しいインデックス用の地図は273kbyteあり,以前の地図より約130kbyte大きく当然ながら,先日来よりここに書いてあるようにHPエリアの容量を超えるためUPできませんでした。いらないファイルがUPされていないか探していたら,いくつかリンク切れの画像があり,これらを削除してようやくUPできました。あと68,657 bytes。
■2004/02/8(日)しし座の春の銀河,3点。
M96を横切る人工衛星 1月25日に撮影した,しし座の春の銀河3点,M95M96NGC2903をUPした。いずれも,薄雲を通しての画像で,画質がイマイチです。
 M96を撮影中に(たぶん)人工衛星が右の画像のように通過した。夜明け前や日の入り後など天文薄明中は,地上は暗いが人工衛星には日が当たっているので人工衛星が良く見える。どなたかこの衛星の名前がわかる人いないかなぁ。
 ギャラリーにUPした画像は,2枚の画像合成時,輝度の暗いピクセルを採用する演算方法で合成して軌跡を消去した画像を使ってコンポジットした。
 今日の画像をUPする前,HPのデータ容量が11.9Mbyteに達していた。今日UPするデータとファイルがおよそ90K byteあり,たぶん画像をUPできるのは今日が最後。いよいよ引越し先を探す必要が・・・
■2004/01/29(木)ディープサイクルバッテリーの使い心地
 先日仕入れたYUASAのディープサイクルバッテリー(105Aタイプ)が今のところ快調です。電源として,ここから取るのはノートPC(ダイナブック),EM200+ピクシス,冷却CCDカメラBJ32Cの3つ。先日も夕方7時ごろから使い始め,そのときの電圧が12.4Vで,朝5時ごろ撮影完了時の電圧が12.1Vと十分な電圧がありました。これにしてから観測地に着いたらまずPCを起動し,CCDの冷却を始め,冷却の間に赤道儀の極軸あわせや自動導入のセッティングが出来,撮像開始までの時間の無駄がありません。
 しかも充電はデルコと異なり,簡単な充電器でOK.,私の使っている充電器は¥2800ほどの開放式バッテリー用の安物ですが,今のところ充電トラブルもありません。
 今までだと容量が不安で,すべてのセッティングが終わってからPCを起動してCCDの冷却を始めていたので撮像開始まで無駄がありました。それに午前2時ごろには電圧が低下したいてい車のエンジンをかけ充電しながら撮像していたのですが,これにしてから朝まで車の発電機に頼ることはありません。山の中でエンジンをかけるのは地球環境の面からも気が引けます。今のところ4回の使用ですが元を取ったような気がします。
■2004/01/28(水)画像2つUP。
コーン星雲のクローズアップ25日のC/2002T7をアップロード。
■2004/01/25(日)晴天。
荒川ダム残雪  月齢2,しかも久しぶりの晴天で,ちょっと寒いけど絶好の撮影日和。夕方4時ごろから準備を始めて,手軽な荒川ダムへ。今週は寒い日が続いたため,月曜に降った雪がこのあたりまで来るとかなり残っている。撮影地の直前1kmは除雪も無く完全積雪で,運転は滑りを楽しみながらになった。
 今日は,ギャラリーにUPしている写真で写りのまずいものの取り直しと2週間ぶりのC2002T7LINEARが目的。到着してとりあえず宵の明星をデジカメで撮った。
取り遅れた月齢2月は間に合わず山に隠れてしまった。金星は視直径が小さく低空のためシンチレーションがひどくほとんど形がわからない。LINEARは,かなり尾が伸びてきた。もうしばらく夕空で追跡できそう。M76に再トライしたが,Pictor201がまたしても不調。Pictorは,作動しているのにピクシスに駆動信号が伝ってないみたい。赤道儀のピリオディックモーションが,そのまま記録されたような写真になった。そのほか今日は,コーン星雲のUP,しし座の銀河4つほどを新たに撮像したので準備で来次第UPしたいが,ほんとにHPスペースがなくなってっしまった。真剣に引越しを考えないといけなくなってきた。おそらくあと数枚UPしたら,おしまい。か???
■2004/01/20(火)Geoboardが新規になってしまったついでにちょっとカスタマイズ。
 Geoboardが新規設定になってしまったついでにわかる範囲でカスタマイズしました。背景に暗めの月の画像を使って白文字を見やすくし,保存しておいた過去のLogにリンクできるようにした。・・・はず。
■2004/01/19(月)また雪が積もりました。
土日に積もった雪は日曜夜には解けたので,安心していたら月曜日の朝また大雪。10cmくらいは積もったかな?月曜は本社だったのですが駅までの道路が大渋滞であずさに乗り遅れてしまいました。
 夜,ジオボードがいっぱいで書き込みできないと,レモンさんからメールがあり,古いLogから消そうと思っていたら全部きえて新規になってしましました。一応過去のLOGは保存したので何とか見れるようには出来ると思うけど・・・・。
■2004/01/18(日)昨日から雪です。
 積雪10cmくらいでしょうか,今シーズン初めての本格的な雪です。いわゆる台湾坊主といわれる太平洋岸を通る低気圧が大陸の寒気に触れて降る雪で,気象庁予報がパッチし当たりました。
 昨日今日と大学センター試験,この時期なぜか雪が降ります。受験生の皆さんご苦労様です。(我が家の次女が受験生でした)
 今日は,10cmF4写真鏡を設計していました。主鏡はエドモンドオプティクス・ジャパンにぴったりの放物面鏡がありましたが,コマ収差補正用のレンズがぴったりのがなかなか見つかりません。ところで,図面を描くのにCADは欠かせませんがフリーウェアですごいCADがありますね。JW-CADというのですが,かなりの機能を持っているようです。操作マニュアルが無いのでトライ・アンド・エラーで大変ですが多分慣れれば十分使えそう。
 さて,今日は雪のため星見はお休みです。ららしゅんサンのHPのGuestPhotoのギャラリーに「地球照を抱いた月齢27の月」の写真をUPしていただきました。おまけにLINKを貼り付けてくれるそうですが,こういう時って相互LINKしたほうがいいのかなぁ。
 その後,レモンさんの質問(赤経・赤緯について)の答えを書いて,望遠鏡の設計を少しして1日が終わりました。
■2004/01/12(月)昨日は,C/2002T7を追跡してきました。
1月11日C2002T7 11日,月齢19の月が20時過ぎには昇ってくるのでその前にC/2002T7を撮影してきました。薄雲が張りすっきりしない天気でした(おかげで風も無く比較的暖かかった)。M76の取り直しをしたくて狙ってみたが雲が多くてだめでした。ここ(荒川ダム)は山間部で結構雲が多いのかなかなかいい天気にめぐり合えないです。
 オートガイドのPictorをテストしてみたが今日も快調でした。薄雲のため作品には出来ませんがM74の撮像では完全に点でガイドできていました。ガイド星は比較的明るくガイド露出0.2秒と短かったのが良かったのかもしれない。それと接点改質剤のナノカーボンDIはなかなかいいようです。
 その後,雲の切れるのを待って天頂近くの土星を狙いましたが,シンチレーション・透明度ともに良くありません。ディスプレイの中の土星像は,激しく揺れていましたが落ち着くのを待って30枚ほど撮像してきました。ピントは近くの恒星で合わせたけれど星像も膨らんでいます。画像処理してUPしましたがなかなかシャープな像は撮れません。
 月齢19の月が昇ってきたので狙ってみましたがシンチレーションが悪くいい画像になりそうに無いのであきらめてしばらく観望して,早々に引き上げてきました。
■2004/01/05(月)アストロアーツのHPにおじ様の投稿画像が・・・(^・^)v
 今日は,仕事始め。初日から全開もしんどいので早めに切り上げ,PCをShutOffする前にアストロアーツのHPを覗いてみた。な!なんと昨日投稿した画像(M82とC/2002T7)が2つとも採用され画面をにぎわしているではないか!!1つは,天文ニュースの情報トピックスのページにM82,もうひとつはリニア彗星投稿画像ギャラリーにC/2002T7。自分の撮影したものでもこういうところで眺めるのは,また気分のいいもんだ。
 と,いうことで気分を良くして帰ってきました。

 帰ってきたら,マメちゃんが元気がありません。いつもなら盛大なお出迎えなのに,今日はソファの上でしょんぼりしています。聞けば,また後ろ足のお皿がはずれたそうです。医者の話ではかなり痛いらしいです。痛み止めを打ってもらって,つらそうです。

 さておじ様は,これから眠りに着くまで10cmF4写真鏡の設計でもしようかな・・・・。
■2004/01/04(日)長い連休も今日でおしまい。
 長い連休も今日でおしまいですが,仕事のこと覚えているかなぁ?
 それはさておき,主な天文現象の今年の計画をおさらいしとこう。
@大彗星C/2001 Q4 NEAT,C/2002 T7が5月に地球接近。機材の準備を怠り無く!
A6月8日(火)130年ぶりの金星食。撮影地と休暇の準備。
B内合前後の金星の追跡。
C10月14日部分日食。
D5月5日未明の皆既月食
 今年の目標
1)メシエ天体24個以上新規にギャラリーに加える。
2)土星と木星のクリアな画像をとる。
3)10cmF4クラスの写真鏡を製作する。

 今日は,年末に撮影したC/2002 T7を画像処理したのでUPします。5月の大接近に向けて順調に光度を増しているようです。  
■2004/01/02(金)おおぐま座の不規則銀河M82をUP。
 年末に撮像したおおぐま座の不規則銀河M82をUPしました。今回,Pictorはばっちり作動し,ほぼ完璧なガイドができた。接点復活剤の威力か?今までの経験から露出時間1秒でいける適度な明るさのガイドスターを使ったときほぼうまくいったケースが多い。
2004/01/01()
2004年賀状 年末に,撮り貯めた画像をUPしました。冬の散光星雲狙いで画角を広く取りたかったのでNikonの200mm望遠レンズを使いましたが,やはり色収差が大きくてあまり出来はよくありません・・・。場所は,先日からお気に入りの荒川ダムです。甲府市の光害は多いのですが夕食後さっといけるところがお気に入りです。それと木々に囲まれて視界は良くないのですが,寒い木枯し吹く日にはなんとなく林に囲まれ安心感があります。
 Garallyの系内 星団・星雲のフロアのインデックスがいっぱいになったので重複している星団星雲はインデックスから省いて,各画像のページから順に回覧するようにしました。

 今日は,モンキー星雲ばら星雲コーン星雲プレセペ星団をUPしました。

 年末は何かと忙しくて画像処理できていないものがM82,LINEAR彗星C/2002T7があります。これらの画像はお正月の間にはUPしたいとおもっています。
 C2002T7は8等級台に明るくなっており尾もはっきり確認できました。5月の大接近が楽しみです。日本では夕方少しの時間しか見えないようなので機器の準備が早くできるよう訓練しておく必要を感じています。冷却CCDカメラ専用に短焦点でFの明るい写真儀を作ろうかな?

 昨年は,年末までお天気には泣かされました。星を見に行っているのか雲を見に行ってるのかわからないような日がほとんどでした。星はいつも空にあって,いつでも同じように撮影できそうなものですが,天候,シーイング,機材の調整(特にオートガイダーのご機嫌),ピント調整,時間とタイミングなどすべてが完璧という日にはいまだに出会えません。その日目指して今年も追っかけまわすぞ!!お星さん。

 それから,ディープサイクルバッテリーはさすがに快調です。朝になっても12V維持しています。あと,充電トラブルさえ起きなければ推奨品としてまた報告します。

昔のmonologueはこちら[monologue2003]    M27Ttle